フリースクール 1ヶ月が経ちました
フリースクール9日目。
通学して1ヶ月になりました。
ドアを開ける前は少し緊張した様子でしたが、中に入ると、落ち着いた様子で、自分で教室に入って、先生やお友達とご挨拶。なので、私は中に入らず、娘を見送りました。
うーん…
こんな落ち着いた日が、こんなに早く来ようとは…。
小学校の教室に入る時は、お化け屋敷に入っていくかのような、悲壮な顔をしていたのに……
その子に合った環境で過ごさせてあげるって大事なんだな、と痛感しています。
そして帰りも同じく。
いつもは、迎えに行くと、疲れてぐったりした様子ですが、その日は、リラックスした様子で、その日あったことを楽しそうに報告してくれました。お友達と会話したり、お外に出かけたり。活動の範囲が広がってきたようです。
外は春真っ盛り。
咲き誇る花のように、娘も笑顔あふれる毎日になりますように!
フリースクール8日目
フリースクール8日目。
すごく楽しみにしていたようで、朝は一番に起きて、さっさと準備を済ませた娘。朝起きれないのが、中学校に行くにあたっての最大のネックだったはずなのに…。「楽しいことがないから、朝、起きれないんだよ」という娘の言葉が思い出されます。
一方、「楽しいことがない」小学校は終業式。
あいかわらず、教室登校へのプレッシャーが強いので、娘はフリースクールに避難してゆっくりと過ごすことにして、私もその日は帰宅せずに、大阪で過ごすことに。
娘を送り出した後、ホントに久しぶりにジュンク堂の語学の棚を見に行きました。
何年ぶりだろう…
これまで、どうしても娘のことで頭が一杯で、語学を勉強するという余裕が、精神的にも体力的にも、まったくなかったのですが、この日はホントに久しぶりに「語学をしたい!」という気分になり、語学の棚の前で、「あれも欲しい、これも欲しい。こんな本も出てる!」と一人で興奮してました。
と同時に、ホントに娘が落ち着いたんだな、としみじみ。このまま、フリースクールだけで1年を過ごしたいなあ。
と妄想しながら、娘を塾に連れて行き、晩ごはんを食べて帰宅したら、担任の先生から留守電にメッセージ。返金があるから後日改めて伺うとのこと。
妄想通りにはいかないのが現実ですが、週末を挟んで、あとひとがんばりしたいと思います。
フリースクール 7日目
フリースクール7日目。
月曜日。
自分からドアを開けて入って
こちらに振り向くこともなく登校。
ようやく「小学生」になったかな。
小学校は親の口添えがなければ行けない状態でしたが、フリースクールは違います。
親が先生に「お願い」や「説明」しなくても、子どものことをきちんと理解してくれ、娘が親から自立して過ごせる場所です。
まさに生まれて初めての経験。
私も初めてのことで、少々戸惑い気味です(笑)
この日は、
年下の子の九九の勉強を見てあげたり、
家では決して取り組まなかった理科のドリルをしたり。
ずいぶん気持ちが前向きになったようです。やはり親から離れて過ごす時間というのが、いかに大切なのか痛感しています。
そして、娘がしみじみ感動していること。それは「次は、給食、いつ食べる?」など、プレッシャーをかけられることなく過ごせること。
先生が良かれと思ってしている、もしくは、子どもたちにさせている、「学校にきてね」「待ってるよ」などの娘への声かけ。不登校児にとっては、プレッシャー以外の何物でもないんですが、なかなか理解してもらえないんですよね……
まあ、他人を変えることはできないし、ましてや学校を変えることはできないので、「不登校」するのが最善というところでしょうか。
この調子で、親から離れて過ごす時間を楽しんでくれればと思います。
フリースクール6日目
フリースクール6日目。
初の木曜日。
そして、これでフリースクール、コンプリート。
すべての曜日に出席しました。
この日は、自分でドアを開けて登校。
うん、大丈夫!
ということで、私も今日はすぐに帰らず、近場を散策。気になってた本屋さんもあるし、入ってみたいカフェもあるし…
ひとりの時間を満喫しました。
そこで、早めのランチに入ったお店で目に留まったのが「野菜ざんまい おばんざい定食」
前日は朝から食欲がなく、お茶だけで日中を過ごした私。「元気回復に」とあった、このメニューに惹かれて注文。
美味しかったのは、もちろんのこと。
食べ終わった後に、痰の絡んだ咳が出て、身体が少し楽になりました。
良いなぁ。この感じ。
私も、薬膳の勉強を頑張って、こんな食事を作れるようになりたいな。
身体だけでなく、気持ちも軽くなって、娘を迎えに行くと、今日は、小学生女の子3人で、近場を探検したらしい。
大丈夫か?
と思いましたが、ヘルプのお姉さんや先生もついていたらしく、ご機嫌でした。
「ママ、フリースクール、楽しいよ…」
しみじみと言ってました。
フリースクールの先生からも「外遊び、誘ってみてもいいですか?」と声をかけてもらったし、フリースクールの先生から見ても、娘は落ち着いてきたようです。
焦らず、ゆっくりじっくり、経験を積んでいってほしいと思います。
フリースクール 5日目
フリースクール5日目
初めての月曜日。
私も学習をしたので、「初めて」の日は何かある、と緊張感を持って、連れて行きました。
が、あっさりと登校。
「放ったらかしにされることはない」と、登校するときに繰り返し言ってる娘。フリースクールにかなりの信頼を寄せてるようです。良かった〜!
フリースクールには、いつも小さな問題集を持っていって勉強してくるのですが、逆に息を抜くのが苦手な様子。勉強以外に何をしたらいいのか、わからないらしい。「自由」「何をしてもいいよ」という、曖昧な指示が苦手なのが、自閉症スペクトラムの娘らしい悩み。
ということで、その日は、『かんたん かわいい ヘアアレンジ DX』という、子どもが自分でヘアアレンジ ができるように、詳しく解説してある本を持って登校。
ロングヘアの娘は、自分の髪型にもこだわりがあります。好きなことをして、少しでも肩の力を抜くことができていると良いなと思いながら、迎えに行くと、緊張した面持ちの娘。
…何があったのだろう🤭…
内心ビクビクしながら、娘の訴えを聞くと、その日は「授業」があったらしい。授業が初めてなら、内容も初めてのことで、「全然わからなかった」とのこと。
おそらく、初めての授業、初めての話題に不安がいっぱいになって、思考が止まってしまったのでしょう。中学校に行くつもりなら、これくらいのことは日常茶飯事なので、乗り越えていかなければなりません。
まずは、不安を取り除くのが大切。ということで、「わからなくてもいいんだよ」「席に座って、みんなとお話を聞けたら合格💮だよ!」と何回も励ますと、ホッと落ち着いてくれました。
こうやって、すぐに落ち着くのがフリースクールのすごいところ。そばに大人がついてくれて、苦手なことも乗り越える経験を積んでいけるのは、ホントにありがたいことです。
これから一年間、集団生活をするための経験をたくさん積んでいって欲しいと思います。
フリースクール4日目
フリースクール4日目。
前日は体調を崩してたし、
夜ごはんもあまり食べられなかったし、
今日は欠席だろうなぁ。
…と思ってましたが、いつもの時間に起きてきて、「フリースクールには行くけど、塾は休みたい」
行くんだ…
ちょっと驚きましたが、
薬膳スープのおかげなのか
体調はかなり回復したようです。
「フリースクールは自由だから大丈夫」と娘。
まだ1ヶ月も経ってませんが、フリースクールにずいぶん慣れたんだなあ。
登校途中、
「しんどかったら、勉強中でも、先生にしんどいって言ってもいい?」
「どうしても帰りたくなったら、先生に言ってもいい?」
何度も何度も確認して、この日は自分から「ママ、バイバイ」と声をかけてくれました
…保育園のならし保育をしている気分です(笑)……11歳ですけど。
これが発達障害。
娘が甘えてるわけでもなく、
親が過保護なわけでもなく。
これが娘の素の姿。
年齢相応に発達しているところもあれば、
まったく発達していないところもあります。
だから、学校のように、すべての能力で一定レベルの発達を求められる集団生活は適応できません。
でも、大人がそばについて不安を一つ一つ解消していってあげれば、少しずつ自信がついて、環境に馴染んで、集団生活も可能になります。
……なるはずです。
たぶん…。
でも、家でそれを確認する手段はなく、
フリースクールは、それを確認する場でもあります。
夕方、迎えに行くと、中学生のお姉さん二人が「今日は、お母さん、帰りが遅くなるねん。ラッキーやわーー」「うちも! 自由やーー」と盛り上がってました。
そばにいた娘は「そんなの、うちには、絶対ありえへん!」と思わず断言。
…まあ、思わず本音が出るくらいリラックスできてるのは良いことですね(笑)
娘のペースで成長していってくれれば…と思います。
フリースクール3日目
フリースクール3日目。
水曜日のフリースクールも2度目。
ということで、この日も落ち着いて登校。
おかげさまで、私も落ち着いて、久しぶりにショッピングを堪能しました! 何年ぶりだろう……
気分良く娘を迎えに行くと、思わぬ落とし穴が…
駅に向かう道で、えらくご立腹の様子で訴えてくる。ゲームをしたいと先生にきちんと言ったのに、先生がすっかり忘れてて、させてもらえなかったらしい。今からでもする?とかなんとか声をかけてくれたらしいけど、へそを曲げてた娘は断ったらしい。
それくらいのことで……
と言いたいのをぐっと飲み込んで、「先生も忙しかったんだね」「次はさせてもらえると良いね」と適当に慰める。
それでも、なかなか機嫌を直さない娘。
でも、今回はラッキーだった。
「いつか食べたいな」と言ってた人気店のアップルパイがその日のおやつ。
しかも、帰りの特急が、ふたりでテーブルを挟んで座るツイン席で、娘のテンションが上がった!
なんとか機嫌を直して、塾へ行ってくれました。
塾の勉強も手強かったらしいけど、先生にすっかり慣れてるので、こちらは、なんとかパニックにならずに帰宅。
でも、やはり2つのストレスには耐えられなかったようです。次の日の朝は絶不調で、珍しく吐いて、食欲もなく、ぐったり。
ちょっと飛ばし過ぎたかな? と私も反省しきり。いくら楽しくても、慣れない環境に長時間は、しんどかったのでしょう。その日は1日ゆっくり休養して、夕方、幼馴染の子と遊んで、かなり回復したようでした。
それにしても、いくらストレスがあったからと言って、ここまで体調を崩すのは変だな?と思ってましたが、先月から生理の始まった娘。そういえば、先月も生理が始まる前に、原因不明の体調不良に陥ってたな、と。
今回も生理前の不調と疲れが重なったのかもしれません。生理前の不調という「初めて」の事態に不安になって、さらに体調を崩す、という悪循環に陥っていたのか。納得です。
こういう時は薬膳料理の出番。まずは、高麗人参を使った「氣」を補う薬膳スープで、元気を回復してもらい、血を養う料理で体調を整えて乗り切ろうと思います。